プロのお仕事
いきさつ, 心意気

プロのお仕事

さあさあ「ペペロンチーノの作り方」です。ようやく日本に戻って参りました(笑)。
今回からはいよいよ実際の店舗の準備のあれこれを。

まずは次なる「いなければここまでたどり着けなかった人」にご登場いただかねばなりません。

店舗デザイナー、岡田眞一設計室の岡田さんです。

笠松さん(前職が店舗デザイナーで、今も建築関係の仕事をされています)からご紹介いただいたご縁で、今回店舗の設計をしていただけることになりました

最初にお会いさせていただいたのが、イタリアに高飛びする前の
一月(笑)。帰国後、状況の説明がてら再びお会いしたのが3月中ごろでしょうか。

当初予定の4月末から5月にかけてのオープンから、予定が大幅にズレたため逆に時間的にはゆとりができました。
その間に何度もあれこれとやりとりを行うことができ、私のお店に対する考え方ややろうとしていることをしっかりと伝えることができたように思います。

逆に当初の予定のまま、拙速にコトにあたっていたのであれば、果たしてどんな店構えになっていたであろうかと、少しうすら寒い気すらしますね・・・(苦笑)
もちろん岡田さんの側ではなく、やりとりの中でじっくりと時間を掛けて、私の意識が変わっていけたことが大きな要因です。

打ち合わせでお会いする時、私はいつもあれこれと懸命に説明します。
岡田さんは静かに話を聞いてらっしゃいます
一通り話が終わったところで、よくやくそれに関しての感想や私が考えるべき方向性を示唆してくださいます。

岡田さんの指摘は、私が準備して持ち寄るものよりもいつも一回り大きな視点からのものです。
細部ではなく、より抽象的な物事の捉え方を重要視するといったイメージでしょうか。

私はいつも、打ち合わせというよりも「デザイン」についてのレクチャーを受けている感覚になります。
なるほど、デザインとはこういうものかと、いつも感心させられます。

また、岡田さんがその時々で提案してくれるアイデアのことごとくが、私の琴線に触れるんです!(笑)
「普通じゃ面白くない」と仰るのを何度か耳にしています。その辺りの感覚が、またそのハズし具合が、私にはとても心地良く胸にストンと落ちていきます
打ち合わせをしていく中で、様々なアイデアが浮かんだり打ち消されたり。その過程をも楽しめるということが本当に尊く、貴重な機会であり、つくづく幸せなことだなと思います。

現在すでに工事が始まり、狭いながらも、魅力ある店舗がもうすぐ完成します。今から本当に楽しみです。

最後に、岡田さんの最もお嫌いな話をしない訳にはいきません。

今回のお話は”相談”というかたちで、全て無償で提供して下さいました。
のみならず、普通であれば嫌がられてしまうほどの安い工事を、快く引き受けてくださる大工さん(これまた魅力的な親方さんなんです!)をご紹介いただけたり、様々なデザイン画をご用意していただいたりと、何から何まで丸ごとお世話になりっ放しです。

モノ」ではなく「コト」を商売とされている方に対し、これ以上失礼なことがないことを知りながら、そのご厚意に甘えざるを得ない。頭を下げる以外にすべがない
それが現在の自分の立ち位置であることを思い知らされます。

おかげさまで、本当に素敵なデザインの店を構えることができます

これで器は整いました。あとはこれに何を盛りつけていくか素材料理の腕前、どちらも問われることになります。

器に恥じぬだけの研鑽を積み、更には今の器では収まりきれなくなるだけの力量を蓄えた時、岡田さん本来の仕事を余すところなく享受したい
そんな風に考えています。

恩返しなどといったおこがましいことではなく、自分自身のために。

いつの日かそれを実現できる日を夢見て。・・・それも充分な予算で!(笑)

岡田さん、本当にありがとうございます。願わくば、この店の顛末を今しばらく見守っていただければと思います。
岡田さんから「良い店ですね」と言っていただけるのが私の当面の目標です。
ハードルが高いことは承知しています(笑)
だからこそ叶えたい。そう思います。
がんばります。

2012年7月27日
伏木 義人

looking
下見に来ていただいたときの一枚。

ひょんなことから男物のカジュアル専門店を始めてみようと思い立った男。どうせやるなら地元小阪の菱屋西でと決意する。 好きなものは、マンガ・推理小説・自作パソコン・写真・バスケ・サッカー。 詳しくはこちらをご覧下さい。 はじめまして。

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です