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ペペロンチーノ 最後の事件(その5) | ペペロンチーノの作り方

ペペロンチーノの作り方

~エレガンテでクラシコなお店を作る~

ペペロンチーノ 最後の事件(その5)

記述者 : 店主 - 6月 / 24 /2012

さてさて皆様、お楽しみ頂いておりますでしょうか、「ペペロンチーノの作り方、国内どん詰まり編」シリーズ最高のピンチを迎える第五回でございます。

イタリアへの直接買い付けを提案して頂いたものの、期日が押し迫っており、しかも根本的な事業プランの練り直しを余儀なくされます。そこから、どうにかして一回イタリアに行ってみたい、いやさ、どうにかして事業を始めることを実現できないかを探らねばならなくなったという展開です(笑)。
それではこの度の七転八倒、最後の顛末の始まりでございます。

明けて金曜日、まずは上司に電話します。「すいません。来週なんですけど、一週間休ませてもらえないですか?」普通そんなことが通用する訳もありません(笑)。でもそこを何とか拝み倒します。上司も私の唯ならぬ雰囲気に呑まれたのか、幾ばくかの愚痴ため息を吐き捨てたあと、シブシブ了承して頂けました・・・(苦笑)

あとは荷物の輸送や通関業務を担ってもらう乙仲(フォワーダ)という業者があるのですが、そこに連絡を取ります。二社に電話を掛け、イタリアからの費用がどの程度かかるのかの概算で見積もりを頼みます。もちろん住所も物量も分からないので、本当にザックリとでしかありませんでしたが(苦笑)

あとは銀行。海外送金をどのようにして行うのかとその手数料。法人格はあるものの、何せ確固たる理由なく設立したものですし、なんちゃって取締役しかいません(笑)。はたしてどこまで取引させてもらえることやら(苦笑)

そんなことをいろいろと調べまくりながら、いよいよA氏に連絡をとります。その時点でまだ把握していなかった以下の事柄、

  • 支払いの条件などの詳細
  • 商品の輸送に関しての質問
  • 土曜日の飛行機に乗ってイタリアに向かうこと
  • イタリアにおけるショールームの連絡先を教えてもらえるようにとのお願い

以上の内容でメールを送りました。

そしてしばらくするとA氏から電話が。

「ホンマに行きはるんですか!?土曜日の飛行機で!?そんなん大丈夫なんですか?でもね、そんなん教えてくれ言われても教えれませんよ!こういうのはお金を払ってでも手に入れる類の情報ですよ?」

・・・。

えっ?

話が違いますやん・・・。

3秒ほど途方に暮れたのですが、かろうじて正気を取り戻し反論(笑)

私としても引くに引けないところまできてますので、簡単に引き下がる訳にもいかず、何とか教えてもらえるよう説得を試みます。ですが中々A氏も譲らず、とにかく教えるかどうかもう一度よく考えさせてほしいとのことなので、結局その時はA氏の言い分を飲み、電話を切りました。

どないしょ・・・。

頭の中はそれしかありません。確かに考えてみれば、A氏の立場上、おいそれと誰にでも伝えられることではないであろうことは想像に難くありません。いわゆる大人の事情ってやつです(笑)。さらに向こうで私が何かヤラカシたり、何かに巻き込まれたりした時のことも憂慮されたのかもしれません。でももうそれを真に受けてしまったバカがここにいるのです(笑)

とにかくもう時間がありません。いろいろと思案した結果、ある意味開き直り、ある意味一縷の望みを託すべく次のようなメールをA氏に送りました。

「不躾なお願い、大変失礼しました。でもいまさら宿も飛行機もキャンセルできませんし、何にせよとりあえずはイタリアまで行ってきます。もし連絡先を教えても構わないとお気持ち変わりましたら、ご連絡くださいますよう、何卒よろしくお願いします」

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