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ペペロンチーノ 最後の事件(その3) | ペペロンチーノの作り方

ペペロンチーノの作り方

~エレガンテでクラシコなお店を作る~

ペペロンチーノ 最後の事件(その3)

記述者 : 店主 - 6月 / 20 /2012

このあたりから本格的に波乱の展開となって参ります。
「国内どん詰まり編」第三回でございます。

「直接イタリアまで買付けに行かれたらどうですか?」

・・・ワタクシ、そもそもはそんなことをやりたかったのです!


自分が商社に勤めていたということもあってか、一番最初にイメージしたのはまさに「じかに買付けする」ということでした。安くて良いモノを探すのって楽しいでしょ?
「これ見て。な?これな、※※※※円で買うてん!」こうやって自慢げに話するの、買い物のあとの醍醐味です(笑)
商売の仕入れで、それもイタリアに行って、そんなことできたらドンだけ楽しいか!しかも良いものを安く仕入れれば、きっと儲かります(笑)

そもそも、なんのツテもコネもなく商売を始めようとしている身。”いわんや、イタリアでの買付けをや”です(笑)
まずは国内で手に入るモノから始めて、「いずれは!」くらいのつもりではいたのですが・・・。まさに驚天動地、青天の霹靂、瓢箪から駒、もっけの幸い、です!(笑)

でも果たして現実味はあるのか・・・。

「レディースは、ブランドにしてもデザインにしてもテイストにしても、それこそ数限りなくありますけど、メンズは言うても数がしれてますから。簡単ですよ。」それこそ簡単に仰いますね?(笑)

向こうでは往来での会話はともかく、商談は全て英語で大丈夫とのこと。私を知る人にとっては意外だと思いますが、喋れるんです英語(笑)

輸入に関しても、直接業務に携わっていたわけではありませんが、生来からのイッチョカミ、それなりに商品やお金の流れ、あるいは手続きなどに関しても、ある程度把握しています。

何よりも日本における「感覚」と、世界の他の国々のそれとの間に大きなズレが存在することを知っています。それは単純化するならば、他の国からすると、日本は異様なほど「キチンとしてる」ということです(笑)
それが日本のストロングポイントであることは間違いないのですが、それをそのまま海外に当てはめようとすると、エライ目に合うということを身をもって体験しまくってます(笑)
少なくともそういう感覚を身につけていることが私にとっての大きなストロングポイント、海外とのやり取りのツボは知っているつもりです(笑)

そういう私自身の今までの経歴なども含めて、A氏は「どうですか?」と提案してくださったのかもしれません。
「実はイタリア、行ってみたかったんです!」「あー、イタリアは行かれたことないんですか?」から始まり、ひとしきりイタリア話に花が咲きます(笑)

もちろん簡単なことではないのは重々承知の上ですが、国内での仕入れに関して資金面で大きな問題を抱えていること、海外とのやり取りということが私自身にとって比較的ハードルが低いこと、そしてなによりも「やってみたい!」というモチベーションが上がりまくってしまったこと(笑)、それら全てが一つの方向を指し示しています。

そこで再びA氏。
「展示会、来週までですけどね」

…。

えっ…??

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