いきさつ, 心意気

あこがれ。

貴重な地元の意見を手に入れたあとはもう少し実際の商売、服屋に関わる話を聞きに。同じく近くにテーラーがあるのでそこへも飛び込みます。

花屋のご主人曰くあまり商売っ気はなく、「悠々自適」というかのんびりと商売をなさっているご様子。ちょっと入りヅラいのですが、意を決して中に入ります。
まずは自分の身分を明かし、近くでお店を開きたい旨を説明します。んで「この辺りの雰囲気とかどうですかねぇ?」とか伺います。生地や糸の整理をされていたようで、その手を止めずに、でも親切に応じてくださいました。


「どうかなぁ。最近は人の通りも少なくなってきたし、何よりも服にお金を掛ける世の中やなくなってきましたからねぇ。僕らの商売も寂しいもんですわ。それでも中にやっぱり服が好きで、僕らの仕事を分かってくれはる人らがいてるから、それを励みにしてやってるんやけどね」そんなお話をしてくださいました。聞けばパターンオーダーすらせず、すべてフルオーダーで仕立てるとのこと。10万円くらいからだそうです。一着いかがですか?

服屋をやろうなんて思い立って以来、いろいろなところでいろいろと話を聞きました。業界の人たちからは一様にネガティブな話を聞きます。私も近しい知り合い(服飾に携わっているご夫婦)に相談したところ、想像の2.7倍くらいの勢いで反対されました(笑)もちろん心配してくれてのことです。
やはり厳しい現実がそこに横たわっていることは、疑いようのないコトのようです。
服屋に勤めている若い店員さんが、「年取って服屋なんてやってられない」と言っているのも良く聞きました。一旦この業界から離れて、それでもやっぱり好きで戻ってくるような子も沢山いるようです。
まぁそんな話を聞くと、行く先々で「なんでわざわざこんな商売始めんの?」と言われるのも分かるような気がします(苦笑)

私は服を買う時、若い店員にあれこれ話し掛けられるのはあまり好きではないです。とても感じの良い子や、いろんな薀蓄を語ってくれたりすることもあるので、それが楽しいこともありますけど、やはり得意なほうではないですね。ウダ話は好きですが(笑)

でも「分かってる感」満載の、私より目上のキチンとした身なりの方が接客してくれるお店があります。その方が勧めてくれたものは間違いないように思いますし、私の服の合わせ方を褒めてくれたりすると、その嬉しさたるやハンパないです(笑)多少の気恥ずかしさと喜びのないまぜになった、何とも言えないあの感じ(笑)

スーツを仕立てたこともあるのですが(今回の話のテーラーとは別のところです)、その時にそこの職人さんご主人に「このスーツ、オシャレですよ」なんて言われた時なんて、もう堪りませんでした!(感激)

相応に歳を重ねた服屋さん、素敵だと思います。そんな風になりたいなと、テーラーのご主人の話を聞いて改めて思ったのでした。

ひょんなことから男物のカジュアル専門店を始めてみようと思い立った男。どうせやるなら地元小阪の菱屋西でと決意する。 好きなものは、マンガ・推理小説・自作パソコン・写真・バスケ・サッカー。 詳しくはこちらをご覧下さい。 はじめまして。

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